絶対自殺しない子に育てたかったから・・

ストレスフリーの子育ての専門家 椎名寛依(ひろえ)です。

30数年前私はママになりました。

 

 

私は、子どもが生まれたとき、本当にうれしかったです。

でも、どうやって育てたらいいのかがわからなかったです。

親になって 子どもが自殺したとニュースを
聞くのは 悲しすぎます・・・

もし自分子どもだったら・・・
そう思うと怖くてたまらなかった。

どうしたら自殺をしない子に育てることが出来るのだろうか・・

 

 

どんなことがあっても生きていることが一番素晴らしい事だ
と伝え続けて見よう。

人生では色々なことが起こるのがふつうだから、
良いことも起こるけど辛いことも起こると伝えておこう。

もしいじめられたら「学校なんか行かなくても大丈夫」
「勉強なんかは、どこででもできるし、いい友達もまたできるから」
「いのちの電話、の番号を電話に貼っておこう、いつでも電話出来るように」

この子は、きっと優しい子に育つだろう。
だから
親というのは子どもの心配をするためにいるようなものよ。
心配かけていいのよ、それが生きがいになることもあるからね。
伝えておこう。

これは子どもが生まれた時に私が考えたことです。

考えたのですが、子どもに直接「生まれてくれてありがとう」
と言えませんでした。

子どもに「生まれてくれてありがとう」と
実際に言葉に出して感謝を述べれる親がどれだけいるでしょうか?

 

私は子どもが高校生になるころやっとバースデイ―カードに
感謝の言葉を子供に伝えることが出来るようになりました。

「生まれてくれてありがとう。あなたが生まれてくれたことで、
人間として母は大きく成長することができました。
 これは、あなたが生まれてくれたことで出来たのです。
あなたが存在していること自体が素晴らしいことなのです。
これからも多くの挫折や失敗をするでしょう。
でもそれは、うまくいかない方法を学習したに過ぎません。
違う方法を考えればいいだけです。
若いうちの失敗はたくさんして新しい方法をたくさん見つけなさい。
お誕生日おめでとう。」

 

 

私は、本当は、言いたかったのですが泣き虫で
うまくいえそうもないのでバースデイーカードに書きました。
毎年このようなことを書いて渡しています。
あれからもう15年。今も書いています。

 

小さいときから自殺することだけは絶対にしてほしくなかったので、
生きていること自体がすばらしいことなのだと ずっと話してきました。

 

生まれたときは、無事に生まれてきたことだけに感謝したはずです。
時がたつにつれ 子どもへの期待が高まります。
どんどんその期待は膨らみます。

あれができない、これが出来ない。

いつの間にかできないことにばかり目が行きます。
できるようになったこともたくさんあるのに。

 

私は勉強ができることよりも自分で考えて行動する
自立した子になってほしかったのです。

学校の勉強も大切ですが、
おもいやりがあり やってみたいことがあり
人生を楽しむ子に
誰かのために
何かしてあげられることも
自分の喜びとなるような
大人になってほしかったです。

 

たぶんそう育ちました。(すくなくとも 私は信じています)

 

どこかの小学校の校長先生の現代版「アメニモマケズ」を紹介します。

 

雨にもあてず 風にもあてず
雪にも 夏の暑さにもあてず
ぶよぶよの体に たくさん着こみ
意欲もなく 体力もなく
いつもブツブツ 不満を言っている
毎日塾に追われ テレビにすいついて 遊ばず 
朝から あくびをし  集会があれば 貧血を起こし
あらゆる事を 自分の為だけ考えてかえりみず 
作業はぐずぐず 注意散漫直ぐに飽き そしてすぐ忘れ 
立派な家の 自分の部屋にとじこもっていて
東に病人あれば 医者が悪いと言い
西に疲れた母あれば 養老院に行けと言い

南に死にそうな人あれば 寿命だといい
北にけんかや訴訟(裁判)があれば 眺めて関わらず
日照りの時は 冷房を付け
皆に 勉強 勉強と言われ
叱られもせず 恐いものも知らず
こんな現代っ子に 誰がした        

 

私は、子どもをこんな子には育てたくありません。

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